
バイク通勤、ちょっと気になっているけど不安…
いきなりバイクを買って失敗したらどうしよう……
そもそもバイク通勤なんてできるのかな……
そんな不安を感じている方、多いのではないでしょうか?
この記事を読んでいる方の多くは、
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と思っているのではないでしょうか?
実際に私も節約のためにバイク通勤を始めましたが、最初は不安でした。
しかし、意外と長続きし、今年の冬でバイク通勤歴7年を迎えます。
天気の良い日にだけ乗るわけではなく、仕事があれば365日、年間を通してバイク通勤しています。
バイク初心者でもスムーズにバイク通勤を始められるよう、準備と始め方をまとめました。
結論から先に言うと、この5つが重要です!
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もちろん、雨の日も、真夏の猛暑の日も、氷点下の真冬も、大晦日も元旦も、仕事があればバイク通勤します。
会社の同僚からも「よく年間通してバイク通勤を続けられるね」と言われますが、実際にバイク通勤を始めても途中で挫折する人は多いです。
そこで、バイク通勤歴7年の私が、途中で挫折しないための準備や始め方を詳しく紹介します!
本気でバイク通勤をしたい方は、最後まで読めば参考になるはずです。
バイク通勤の準備と始め方【初心者向け】
バイク通勤を考えている方へ。ちょっと待ってください!
バイク通勤するなら、まずバイク選びから…と思うかもしれませんが、その前に通勤距離を確認することが大切です。
たとえば、片道15分程度の市内通勤なら、50ccのスクーターで十分でしょう。
しかし、県をまたぐような長距離通勤(片道1時間以上)になると、50ccスクーターでは負担が大きく、通勤だけで疲れてしまいます。
また、原付(50cc以下)は速度規制や二段階右折などの制限があり、車の流れに乗れないため、通勤時間が余計にかかるだけでなく、精神的にもストレスになります。
だからこそ、まずは自分の通勤時間を把握することが大事!
ちなみに、私の経験を紹介すると…
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片道6km・15分の通勤なら、わざわざ250ccや400ccのバイクを買う必要はありません。
大きいバイクを選ぶと、ヘルメットや装備も高くつくので、無駄な出費にもなります。
バイク通勤歴6年以上の私が、そのあたりを深掘りして解説していきます!
バイク通勤は節約・時短・快適さが魅力!しかし、事故リスクや天候の影響も無視できません。本記事では、通勤ライダー歴5年以上の著者が、メリット・デメリットをリアルに解説。後悔しないためのポイントも紹介!
バイク選びの前にやるべきこと
【初めてバイク通勤を考えている方へ】
今回の記事は、初めてバイク通勤する方、またはバイク通勤を検討している方に向けて書いています。
冒頭でも言いましたが、初めてのバイク通勤なら、原付スクーターから始めることを強くおすすめします。
その理由は、意外と続かない人が多いからです。
バイク通勤だけでなく、趣味でバイクを買った人でも、結局あまり乗らず、車庫でホコリをかぶり、最終的に売る……これは「あるある」です。
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このような理由で、バイク通勤が続かなくなる人も多いです。
それでもバイク通勤している人はいますが、この記事を読んでいる方は、
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という理由でバイク通勤を考えているのではないでしょうか?
本当にバイクが好きな人は、ネットで情報を探す前に、ショップにバイクを見に行きます。
彼らは、「節約」や「満員電車回避」が目的ではなく、単純にバイクが好きだから乗っているんです。
そういう人は、天気のいい日はバイク通勤、雨の日は車や電車など、うまく使い分けています。
休日はツーリングに出かけ、バイクライフを楽しんでいるでしょう。
そんな人なら、自分好みのバイクを買っても問題ありません。簡単には手放さないですから。
しかし、通勤目的でバイクを考えている人が途中で挫折すると大変。
大きいバイクに乗るなら、まずは1年以上経ってからにするべき。
1年乗れば、一通りの季節を体験できます。
夏は意外と暑いし、真冬は寒さが厳しい。原付スクーターなら途中で挫折してもリスクが少ないから、取り返しがつきます。
だからこそ、いきなり大きなバイクを買わずに、まずは原付スクーターから始めることをおすすめします。
原付スクーターから始めるメリットは、
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そこで重要になるのが、通勤時間!
片道15分以内の市内通勤なら、原付スクーターがベスト。
では、通勤時間が1時間以上ならどうする?
公共交通機関が豊富なら、こんな通勤方法もアリ。
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私なら、公共交通機関が充実しているなら天気のいい日はバイク、悪い日は車という使い方をします。
ある程度バイク通勤を続けてみて、「これからも続けられそう」と思えたら、大きなバイクを買ったり、免許を取るのがベスト!
では、通勤1時間以上で公共交通機関が少ない、もしくは無い場合は?
正直、バイク通勤はおすすめしません。多分、途中で嫌になる人が多いです。
【実体験:妻のバイク通勤失敗談】
ちなみに、私の妻もバイク通勤をしていました。
子育てがひと段落し、働き始めたので、
- 「どうせなら大きいバイクを!」
と張り切って原付二種の免許を取得。
クロスカブ(くまモンバージョン110cc)を新車で購入!
……しかし、半年で売却。
理由は、
- 「大きいし、取り回しが大変だから」
私は分譲マンションに住んでいて、駐輪場が地下にあります。
その駐輪場のスロープが狭く、クランク状態になっているので、女性の妻には出庫が大変で億劫に……。
毎日通勤するつもりだったのに、途中で挫折してしまいました。
この経験を見てきたので、**「いきなり大きなバイクはおすすめしない!」**と断言できます。
私のバイク通勤歴
私自身も、バイク通勤をいろいろ試しました。
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私の場合、実際にバイクに乗ったら意外とハマった。
それで今も続いています。
雨の日でもレインコートを着て出勤します!
これは「バイク通勤で貯金できる」という記事にも書いてありますが、「出勤すれば時給になるし、車を持たなくてもいい」という考えがあるからです。
最後に:まずは手軽なスクーターから始めよう!
バイク通勤を考えている方、いきなり新車や人気車種を買うと、盗難リスクもあります。
だからこそ、まずは中古のスクーターから始めるのがベスト!
通勤30〜40分程度の方は、コスパのいいスクーターを探してみてはいかがでしょうか?
バイク通勤を始めるならスクーター一択!50ccと125ccの違いや選び方、おすすめ車種をわかりやすく解説。実際に6年以上バイク通勤している筆者の経験をもとに、失敗しないバイク選びのポイントを紹介します!
任意保険は必要!
自賠責だけでは不十分
バイクの車種が決まったら、次は保険の加入!
バイクは250cc以下なら車検不要ですが、1年ごとの法定点検は義務となっています。
ただし、点検をしなくても罰金や減点はなし。そのため、車検がないことで自賠責保険の期限切れに気づかず乗ってしまうケースもあるので注意が必要です。
【自賠責保険なしでは任意保険に入れない】 基本的に、自賠責保険に加入していないと任意保険には加入できません。 |
特に125cc以下のバイクは、普通の自動車保険の「ファミリーバイク特約」というオプションでカバーできることが多いです。
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【ファミリーバイク特約の補償内容】
ファミリーバイク特約は、125cc以下のバイク(原付含む)に対する補償を自動車保険の特約として付帯できるものです。
主な補償内容は以下の2種類です。
1. 対人・対物賠償(無制限が一般的)
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💡 ポイント
- 自賠責保険ではカバーしきれない部分を補う(自賠責の上乗せ補償)
- 補償額は基本的に無制限(契約プランによる)
【ファミリーバイク特約のメリット】
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しかも、加入にあたってバイクの自賠責保険の証明を提出する必要なし。(私が加入している自動車保険では不要でした。)
【注意点:補償されないもの】
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【自賠責保険の管理も忘れずに!】
任意保険の補償は「自賠責保険の不足分を補う」形なので、自賠責が切れていても気づかないケースがあるため注意が必要です。
新車でも中古車でも、自賠責保険は自分でしっかり管理することが大切です!
ヘルメット選びの基本
通勤用に最適なタイプとは
バイクの種類や任意保険が決まったら、実際に通勤できる服装や装備が必要です。
どんな季節からバイク通勤をスタートしても、ヘルメットは絶対に必要です。
私は1年を通してバイク通勤している経験から言うと、シールド付きのヘルメットをオススメします。
その理由は、
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本当はフルフェイスが良いのですが、フルフェイスだと値段が高く、被るのが少し大変です。
今回の記事はこれからバイク通勤を始める人向けなので、被りやすくシールドのあるジェットヘルメットが良いでしょう。
メーカーやブランドにこだわると5万円以上するものもありますが、こだわらなければ1万円前後でも買えます。
ヘルメットは高い方が良いという意見もありますが、私の考えでは、ヘルメットや保険だけで安全を守るものではないと思っています。
【安全運転のポイント】
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- 「カーブの向こうに車や歩行者がいるかもしれない」
- 「交差点で車が飛び出してくるかもしれない」
アクセルを離し、ブレーキに手や足を添えるなど、常に意識して運転することで、万が一に備えられます。
なので、初心者のバイク通勤ということで市内の移動を前提にすると、被りやすくてシールドのあるジェットヘルメットがオススメです。
また、ヘルメットは必ずショップで試着してから購入しましょう。
過去に同じシリーズや同じメーカーのヘルメットを買った経験があるならネット購入もありですが、初心者ならショップで試着して選ぶのがベストです。
雨対策!
レインスーツや防水リュックは必須!
バイク通勤で大切な雨対策!ヘルメットの次に準備すべきアイテム!
バイク通勤を始める季節によって必要な装備は変わりますが、ヘルメットの次に重要なのが雨対策のアイテムです。
結論から言うと、雨対策のアイテムはバイク専用品を使ってください!
「ホームセンターで売っている簡易的なカッパでも良いんじゃない?」と思うかもしれません。
確かに、以下のような方ならそれでも問題ないかもしれません。
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公共交通機関と併用していたり、車を軽自動車にスケールダウンしてバイクと使い分けている方なら、天気が怪しい日はバイクに乗らない選択もできます。
しかし、車を手放してバイク通勤オンリーの方は、雨の日でも走るしかありません。
【バイク通勤歴6年以上の体験談!バイク用レインスーツのメリット】

これまでいろいろなレインスーツを試しましたが、やはりバイク専用品が最適です。
その理由は、以下の3つです。
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【① 壊れにくい】
コミネ、RSタイチ、デイトナのようなバイク用品メーカーのレインスーツは、バイクでの使用を前提に設計されています。
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ホームセンターのカッパはすぐに縫い目がほつれたり、劣化して撥水加工がなくなりがちです。
【② 雨が浸透しにくい】
バイク用のレインスーツは高い防水性能があります。
普通のカッパだと撥水加工が弱く、すぐに水が染み込んでしまうことも。ひどいものだと、最初から撥水加工すらないものもあります。
【③ 蒸れにくい】
バイク用のレインスーツは、風を受けても適度に湿気を逃がす設計になっています。
ただし、夏場はどうしても蒸れるので、その点は割り切るしかありません。とはいえ、ホームセンターのカッパよりは快適です。
【バイク用レインスーツの価格と持ち運びの工夫】
バイク用レインスーツは1万円以下でも買えます。ただし、結構かさばるので、常に持ち歩くのは大変です。
上の写真は、私が実際に愛用しているヘルメットとコミネのレインウェアです。見ての通り、レインウェアはボリュームがあり、持ち運ぶには少しかさばります。
そこで、私は “置きレインスーツ” を実践!
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スクーターの場合、シート下に収納できるタイプもあります。

しかし、その場合ヘルメットが収納できないというデメリットも。
対策としては…
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リアボックスを付けるか、レインスーツを2つ用意するかは、コストと使い勝手で判断しましょう。
【荷物の防水対策も必須!】
バイク通勤では、荷物の防水対策も重要です。
私は汗かきなので、夏でも着替えのTシャツを持って通勤していました。
特に工場勤務時代はこんな荷物がありました。
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普通のリュックだと防水加工がないので、雨の日はレインカバーを付けるのが面倒でした。
そこで、バイク用の防水バックパックやリアボックスを活用しました。

現在は通勤と趣味を兼ねて250ccのバイクに乗っているため、防水バックパック+レインカバー付きリアシートバッグを愛用しています。

上記の写真の様に、天気が不安定な日は、出発前にレインカバーをセットしておくと安心です!
【結論:毎日バイク通勤するなら雨対策は必須!】
バイク通勤を続けていれば、必ず雨の日に遭遇します。
いちいち止まってレインカバーをつけるのも面倒なので、以下のような装備をおすすめします。
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しっかりと雨対策をして、快適なバイク通勤を続けましょう!
防寒対策!
最初の冬シーズンは最低限でOK
【バイク通勤の防寒対策は最初の冬シーズンは最低限でOK!】
防寒対策は、車を手放して年間を通してバイク通勤する方向けの話です。
結論から言うと、防寒対策は「電熱アイテム」を加えることですが、電熱は1年以上バイク通勤を続けられそうなら導入するのがベストです。
防寒対策が不要な人 以下のような方は、無理に電熱アイテムを導入する必要はありません。
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この場合、寒波が来たらバイク通勤を控えればOKなので、電熱は不要でしょう。
【車なしでバイク通勤するなら防寒対策は必須】
しかし、車を手放し、年間を通してバイク通勤する場合は、大寒波が来ても通勤しないといけません。
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とはいえ、最初の冬シーズンは、家にある冬用ジャケットで様子を見るのがおすすめです。
いきなり高価な電熱アイテムを買っても、「やっぱり冬は無理!」となったら無駄になってしまいます。
【冬のバイク通勤のリアル】
はっきり言って、真冬のバイク通勤は辛い。
防寒アイテムはバイク用品メーカーのものだと数万円することもあり、最初から揃えるのはコスパが悪いです。
そこで、まずは以下の方法で様子を見るのがおすすめ。
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私の住む愛知県は氷点下になる日が少ないので、これだけでも十分寒さを防げます。
実体験|グローブ選びの重要性

私の通勤歴を簡単にまとめると、以下のようになります。
原付スクーター通勤(片道15分・約6〜7km)
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250cc(R25)通勤(片道40〜50分・約25km)
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現在の防寒装備は以下の通り。
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最初の冬は、上着は厚手のインナーや保温タイツ、厚手の靴下などで凌げましたが、手だけは何ともなりませんでした。
実際、最初の冬シーズンは1,000円のスキー用グローブで通勤したものの、指先が冷えすぎてコンビニに避難したことが2回ほどありました。
現在の装備では、氷点下の通勤でもコンビニ避難は1回のみ。
最初の冬は安めのグローブで試してみて、必要なら電熱系を追加するのがベスト。
特に、通勤が片道30分以上なら、電熱グローブを検討したほうがいいです。
【電熱アイテムはシーズンオフに購入が狙い目】
最初の冬シーズンは最低限の防寒対策で様子を見るのがおすすめ。
もし、「来年の冬もバイク通勤を続ける!」と決めたら、3月ごろに電熱アイテムを購入すると、シーズンオフで安く買える可能性があります。
通勤用なので、コスパ重視で無駄なく防寒対策を進めましょう!
バイク通勤は節約・時短・快適さが魅力!しかし、事故リスクや天候の影響も無視できません。本記事では、通勤ライダー歴5年以上の著者が、メリット・デメリットをリアルに解説。後悔しないためのポイントも紹介!
バイク通勤の準備と始め方【まとめ】
初心者|バイク通勤の準備と始め方をまとめました。
1. まずは通勤距離を確認!
- 片道15分以内の市内通勤 → 50ccスクーターで十分
- 片道30分以上の通勤 → 125cc以上が快適
- 片道1時間以上の通勤 → バイク通勤は慎重に検討
2. いきなり大きいバイクを買わない!
- バイク通勤が続くか分からない → 最初は原付スクーターがおすすめ
- 乗らなくなるリスクを回避 → コスパの良い中古車を選ぶ
- 長距離通勤なら途中でバイクを使う方法もアリ
例:自宅 → バイク → 電車 → 会社
3. バイク通勤の必須アイテム
- ヘルメット → シールド付きジェットヘルメットが快適
- 雨対策 → バイク専用レインスーツ&防水バッグ
- 防寒対策 → 最初の冬は手持ちの防寒着で様子見、長く続けるなら電熱グローブ導入
4. バイクの保険を確認!
- 自賠責保険は必須!
- 125cc以下ならファミリーバイク特約でカバー可能
- 自賠責が切れていると任意保険に加入できないので注意!
5. 続けられるか1年試してみる
- 1年通勤すれば四季を体験できる
- 途中で挫折するリスクを考え、最初はコストを抑えた装備で!
- バイクに慣れたら、大きいバイクへのステップアップも検討
まずは手軽なスクーターから始めて、快適なバイク通勤を実現しましょう!